アルスの旅立ち
【アルスト日記】天才少年の決意
<前回のあらすじ>
アブル連邦へやってきた私たちは、魔物が町に迫ってきているという話を聞いた。
現場の指揮官は、魔物殲滅派と穏健派で意見が分かれているようだったが、気にせず町に入ろうとすると、指揮官に魔物と戦うために召集された冒険者と勘違いされ戦いに赴くことになってしまった。
同期のユーキたちから得た情報で魔物たちの目的を知った私は、指揮官に報告だけをして出奔し、『マーロ共和国』で行われているお祭りに参加したのだった。
錬金術でタイムマシン!?
<<<メインクエスト 第32話 少年の旅立ち>>>
錬金術師アルス君のところへ遊びにやってきました。
アルス君が珍しく敬語を使おうとしていますがぎこちないです。
私「やっぱり、突然お邪魔しちゃったから慌てていたのかな?
お部屋にある見られて恥ずかしい本を隠すために、「5分待って」ってことなのかな?
これは何かありそうですよ、YOMEちゃん」
部屋に入ると、アルス君が何やら機械を動かし始めました。
(そこに隠し扉でもあるのかなぁ~(*゚ー゚)ニヤニヤ)
何か地震が・・・って、窓の外に自分たちがいるよ!
えっっ、この機械はタイムマシンなのっ!?
今は5分しか戻れないみたいだけど、さすが天才錬金術師だ!!
天才少年の過去
アルス君が過去の過ちを語りだした。
実験の失敗で母親のローランさんが病気になったのは知っていましたが、その事故を起こさせないために過去に戻ろうとしていたとは・・・。
ところで、アルス君は何歳なのでしょうか?
子供にそんな危険な事させちゃだめだと思うなぁ~。
実際、事故を起こしているわけだし。
急展開
部屋に戻るとローランさんが倒れていました。
背中が痛くて立てないようです。
私とYOMEちゃんは、痛み止めを作るのに必要な『ねばねばイモ』を採りに行ってきました。
私「YOMEちゃん、今度お蕎麦に『ねばねばイモ』を使ってみない?
コレは絶対においしいやつだよ!!」
今回は痛み止めを作る分しか採れなかったけど、いつか必ず!
急いでアルス君のところへ戻ってくると、ローランさんは既にお亡くなりになっていました。
Σ(`Д´#)なっ…
本当に!?・・・・・急展開となりました。
あの優しかったローランさんが亡くなるのはとても残念です。
アルス君はお母さんが大好きだったのでとても悲しそうです。
私「この度は、ローランさんのご逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます。
・・・・・アルス君、これはシナリオの都合だからしょうが(ボフッ)・・・。
(YOMEちゃん、本の角はダメだって(>_<))」
ローランさんは悪性腫瘍だったらしく、手術して取り除くためにアルス君はたくさん勉強したけど、間に合わなかったようです。
私たちが持ってきた痛み止めも、瞬間転移で他の人の体の一部を使って移植するつもりだったらしい。
他の人とはまぎれもなく私たちだが・・・。
私たちを犠牲にしようとしたことは褒められたことではないけど、不死の冒険者ならいくらでも取り放題だからね。
合理的だけど考え方がクレイジーです。
もっと早く知っていれば、自称勇者のユーキを紹介したんだけなぁ~。
とりあえず、今は一人にしてほしいそうなので後日様子を見に来ることにしました。
旅立ち
日を改めてアルス君と会いました。
某泉にでも入ったかのような、きれいなアルス君になってました。
アルス君の目が見えるようになっていますねぇ~。
(どうして見えるようになったのかは、ゲームをして確認してね♪)
アルス君はこれから、人と触れ合いながら錬金術師の高みを目指すことを決めたようです。
そして、人間のためにできることを探していくようです。
がんばれ、アルス君!!
イテラ━━━ヽ(´∀`ヽ)━━━ン !!!!!